おかみの独り言「あのね」

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2016年12月27日

前は違ったよね

年末 みんな忙しい
でも、「仕事納はまだ まだ」
そんなお客様が泊まられた。すき焼きを作りながら世間話をしていた。

前は違ったよな。
何のことかなと思っていたら
「この部屋椅子席ではなかったなぁ」
「そう 前は赤い丸テーブルでした」
「もしかして、以前にも来ていただきました?」
「そう5年前に( ^ω^)・・・」
「まぁ ごめんなさい。・・・」

それからいろいろ話をして楽しい時間を過ごすことができました。
明日は寺前で仕事 7:51発 頑張って

前は朝来市の仕事、今回は寺前で仕事があるそうだ。姫路のほうが近いのにと思ったが有り難いことだ。
椅子席は食事室 みんなに好評
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2016年12月25日

すばらしいわ

この浴衣姿のきれいなこと

「写真を撮りましょうか?」もちろんゼスチャーで・・・
そしたらこのポーズ
この頃の日本人でもこうはいかない。

彼女たちは台湾から見えた。
この日も言葉はいらなかった。

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2016年12月25日

土瓶敷と彼

この頃の竹田城跡へのお客様は関東の方が多い。千代田区 新宿区 中央区 世田谷区etc.
この65年の人生で、2回しか行っていないあの東京が、近くなった。

今日のお客様も新宿のど真ん中、今風な30代の2人連れ。
食事の案内をすると
「これ、おばぁちゃんの家にある」
土瓶敷を見た彼は叫んだ。

スマートな彼からの言葉はなんか「ほっと」する温かみがあった。
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2016年12月25日

元気を出して

私には親しくしている82歳のおばぁちゃんがいる。
彼女は4人兄弟の末っ子。一番上のお姉さんとは20歳も違う。
お姉さんの子供と兄弟のように大きくなったおいと仲良しだ。

先日
「末っ子なんて損だ。かわいがってもらって大きくなったけど、
みんなを見送ってばかりでさみしい」
今日は出会ってすぐに、さみしい さみしいの連発だ。
昨年ご主人とお姉さんを見送り、今は1人で暮らしている。

「おじさん(ご主人)も先に行ってしまうし、兄弟のように大きくなったおいも、
先に行くし・・・」


突然自殺でおいを失った彼女は目にいっぱい涙をためて
「・・・損だ」の話をされた。

私はなにも言えなかった。


亡くなる人 これから大きくなる子 世の中は回っているのね。 
元気を出して こんな笑顔  !(^^)! をこれからたくさん見てもらいたいから
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2016年12月25日

こころはいつも優しい

大腿骨骨折の手術をして退院した彼女をお見舞いに行った。
心配していたけれど、歩行器を使って炊事場に立っておられた。

土間の炊事場は今では珍しい。
料理屋さんをされていたのでうちより広い。流しも調理台もあちこちある。
土間は寒くて、冬は大変 同じだからよくわかる。
我が家でも明治の戸棚が現役だ。彼女の所もそうだ。
「お金がなくてこんなに汚いのよ」
「こんなところにとうしてごめんね」
そう言いながら、
「あなたも足痛めていたでしょ。ここに座って」
と椅子をすすめておくれる。

隣でかぼちゃの皮をむいていた口数の少ないご主人も、
「これ持って帰り」と袋にいれておくれた。こそこそとねぎも持って出てきて
新聞に包んでおくれた。どうしたの?と聞くと
「頂いたの」

お嬢さんで育った彼女も今は経済的に困難のようだ。
でも、心はいつも明るい
うれしくて涙が出た。 

ありがとう! 早速たいてお昼のごちそうにしたよ。
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