おかみの独り言「あのね」

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2024年9月9日

若者の感想から思うこと 

「ホームページにも館内にもいたるところに有斐軒さんらしい丁寧さが見られてステキでした。
「昭和の香り」が残りつつもそれが心地よく全く不便を感じませんでした。
ひとつ心配なのは、朝ごはんのお米がたくさんご用意されていたことです。今日本中で米不足の中、あんなに食べきれないほど炊いていただいて大丈夫だったかな…と心配になりました。でも朝ごはんはすべて大変美味しくいただきました!!
また和田山出張に来る機会があれば泊まりに来ます!
ありがとうございました」

この感想を書いたお客様は29才の会社員

予約したときは不安がいっぱいだったのかもしれない。でも、泊ってみると「ここもそんなに悪くないか」
そう感じる感想だった。

この町もビジネスホテルばかりになりました。気楽さがいいのでしょうね?
有斐軒は昔ながらの旅館です。泊っていただいたお客様を気にかけ、声掛けをしています。
若いビジネス客は応援したくなります。
ある意味お節介かな?と思うこともありますが、帰るときには明るく元気で
「さよなら」と言ってもらいたい。それが私たちの願いなのです。

ぜひ、また来ていただきたいですね。

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2024年9月5日

こんな所にするからやられるのよ

「ばぁば見てみて」
孫たちが呼びに来る。見上げると軒下に大きなハチの巣。
この下にはメダカ,コイがいる。人も歩く。
まぁ、こんなところに作らなくてもと思う。高いところだからハチの巣の出入りはわかるが下まで降りてこない。少し安心。
でも、もしもと思うと気が気ではない。うちには小さな子供たちがいる。

早速、バズーカーを買ってきた。
怖いので窓をそぉっと開けて、シューシューシューと吹きかけた。ぶんぶん言って抵抗する。
そらそうだ、夜遅くだから蜂もびっくりしただろうな。寝ているところを襲われたのだから。
20匹ほど明かりを目指して落ちてきた。大きい。黄色スズメバチかな?
まだ動いている。

「ごめんね」ほんとはしたくないけど下りてきたら怖いの。孫たちが襲われたら困るの。

お風呂の入り口はその横、そぉっと開けた

その後、何日かしてまたシューシューシューとした。
今は,蜂の出入りはない。ひとまず安心。寒くなったら巣を取ろう。洗濯ざおがいいかな?
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2024年9月5日

技術力ってすごいね

いつも思うことだが、私たちの仕事はなかなか心に残らない。
食事は食べたらおしまい。どんなに心を込めて作っても一口でおしまいだ。
でも、たまにあの時食べた柏餅、ぼたもち「美味しかったよ」と言ってもらうことがある。
こんなことは稀なことだが。

同じ技術力でもこちらはちがう。
「この廊下の端にトイレができるかな?」
「できますよ。」田中工務店の息子さんはそう言われた。

この建物は彼のおじいちゃん(今は亡き会長さん)に建てて頂いた。
「ここはなぁ いろんな人が来られるから…」と
柱1本1本吟味して節のない材木を選んでいただいていた。毎日丁寧にスタッフが掃除をして使っている。しかし、以前は宴会中心のこの宿も時代の流れでバス、トイレは部屋にあるほうがいい。お風呂は無理だけど、もしかしたらトイレは作ることができるかもしれないと思い彼に相談したのだ。

あっさりいい返事がいただけ工事が始まった。
柱を建てて壁を塗りトイレのための小さな部屋ができた。
70代の大工さんは会長さんの3番弟子,少々耳は遠くなったが腕はまだまだ確かだ。
左官屋さんもいい。

ぜひ、見てほしい!!
「あれ?こんなところにトイレってあった?」って言われるほど部屋にマッチしている。

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2024年8月13日

縁のある部屋 家族、グループにピッタリ

広々としたお部屋でゆっくり過ごすことができました。
親戚のお家に来たような「サマーウォーズ」のおばぁちゃん家のような
なつかしい感じでくつろぐことができました。
ありがとうございました。

到着が遅くなってしまいましたが,皆さまが温かく迎えてくださり
うれしかったです。
ありがとうございました。“

夏休みたくさんのお客様が家族づれで見える。この頃はマンション暮らしが多いいのでしょうか?
畳敷きの大きなお部屋に通すと驚きの声を聴くことがある。
こんな感想を頂いたのも新潟からお越しの家族連れ

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2024年7月27日

さすがに今の子

この頃夏休みで孫たち(小6、小5、小3)が集まっている。
毎日ワークにピアノ暑い中過ごしている。お昼はママに監督されながらご飯に挑戦している。
3人いるからにぎやかだ。女の子なのかエプロンをして楽しそうだ。今日の献立は
焼きめし 玉ねぎ、ピーマン、ニンジン、ウインナーと冷蔵庫にあるものを使って作る。

黒板に作り方 目当てを書き、スマホで作っているとこを撮影している。
そうユーチューバーの気分だ。時折「やめなさい」といわれながら・・・

インバウンドのお客様はこの田舎にも来られている。
今日はドイツからのお客様の3人組
背が高い。当館は伝統的な日本家屋だ。部屋に入るには障子を開けなければならない。
2m超えの彼らは鴨居に頭がつく。「気を付けて」身振り手振りで鴨居を指さして私は叫ぶ。
もちろん布団はつぎ足し、下駄は小さすぎてはけない。

そんな彼らがウロウロしても孫たちは驚かない。さすが今の子

庭先の風蘭 可憐な白

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